スピーカの配置(セッティング)について

色々試した結果、我が家のスピーカーがワングレード上のレベルで鳴るところまでこぎつけることができた。dynamic audioで聴いたpesifalのような艶がでてきて、音像もかなり安定し、聴き疲れもしにくくなった。密度を維持しながら音場を拡張できたといって良いと思う。とりあえず、確実な向上が認められたので、そのあたりのコツを纏めておく。(スピーカより前段は過去記事参照。特に替えていない)
うちの部屋は、いわゆるDKで、9畳ほどの部屋で長方形。

縦配置か、横配置か

運良く比較的自由な部屋にオーディオを置いている場合、縦配置か横配置かで悩む事ができる。雑誌などでは横配置優勢な気がする(縦配置だった人が横配置に替えて感激というパターンが多い)。うちは縦配置。横配置だと、そんなに広い部屋ではないので、リスニングポイント後方とスピーカー後方にスペースが取れず、音像が乱れやすい傾向があった。特にリスニングポイント後方に空間が無いのは、その反響音を聴くことになり、閉塞感のある音になってしまった。

スピーカーの後方距離

うちの場合、バッフル面(スピーカ裏面ではない)から75cmほど空けてある。ただ、その付近に縦長の煙突のようなCD棚が置いてあり、これでバスレフの拡散効果を狙っている。(taminoは背面バスレフ)。

スピーカーの間隔

部屋の都合で約180cm。前まではもう少し狭かったが拡げた。これが広くとれると、リスニングポイントへの距離が取れる。

スピーカーの側面距離

バッフル中央から55cm程度。これも、寄り過ぎると反射波で音が濁る。これ以上は気分的な問題で近づけたくない。

スピーカーとリスニングポイントの角度

極めて重要。リスニングポイントからみたスピーカーの角度は、一応60度が好ましい。ただし、なかなかこの条件を揃えるのが難しく、うちの場合、間隔が180cmなのでかなり厳しい(近づき過ぎる)。60度から始めて、最終的にはそれよりやや狭い角度となった。

スピーカーの向き

目の前での交差から始めて、最終的にはバッフルからの直線が肩のあたりを通過する位置で落ち着いた。この辺りが密度とステレオ感を両立できている。

リスニングポイントからスピーカの距離

そもそもリスニングポイントというのが頭だから、ずれる。一応仮想点には極力あわせてあるけど、異常に神経質にはならなくてもいいと思う。頭固定するなら別だけど。

インシュレータ

結局ゴム付きで落ちついた。うちのインシュレータはメーカー失念の、金属スパイク受けタイプ。下に取り外し可能なOリング(ゴム)がついている。最初はゴム無しのほうが良いかと思っていたけど、今はゴム無しのほうが付帯音があるように思える。これを逆にとれば、ゴム有りの時にディテールが失われる?という解釈も可能だけど、やっぱり心地悪い響きが乘るので、これは付帯音と解釈することにした。
アンダーボード(アコリバのやつ)もあるけど、これはどうにもふぬけた音になったので(この部屋のフローリングと相性悪い?)、使用していない。

以上、どなたか参考になればどうぞ。