三者三様

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スピーカ作りに嵌った結果、三種類の音が聴けるようになった。極めて抽象的に表現してみる。

  • fidelio……スィート、ふくよか、でも芯がある。芸術的なバランス。(少し低音がゆるい??) なにはともあれ我が家のリファレンスサウンド
  • 自作スピーカ上部のみ……これもふくよか。fidelio比で少し芯が失われる。中高音に艶がある。
  • 自作スピーカ上部+下部……上にくらべるとややドライ(エージング不足?)。もう少しドライになれば、渋谷のDJ系レコードショップにある吊りさげマウントEVの音に近そう(わかりにくい表現)。

測定からの側面でいくと、

  • fidelio……f特は背面にウーハーがあるので精度出して測定不能。群遅延は低域で派手に上昇。(バスレフです)
  • 自作スピーカ上部のみ……f特は6kHzにディップ。群遅延は綺麗。測定しやすい。
  • 自作スピーカ上部+下部……f特は200Hz、6kHzにディップ。群遅延は低域でやや混乱するがfidelio(というかバスレフ)とは次元が違う。測定があっていればおおむね < 5ms。でもホントかな?ころころかわって測定しにくい。。

て感じ。結果的に、構造はlinkwitzさんを追って(verityの構成でオープンバッフル、というのは最初から考えてたんだよ、これはホントに結果的に似た。まあやっていけば、ユニットの固定とか、自然にそうなるんでしょう)、ネットワークなどはverity audioを追うというパクりの集大成みたいなスピーカに……w
まあデジタル段でイコライジングしている所だけ少し新しいかな。位相の制御はデジタルのほうが得意だからね。

オープンバッフル系(平面バッフル系)の人でさらにマルチというのは日本のサイトではみたことない(というかlinkwitzさんしか知らない)ので良しとしよう!

デジタル段でのイコライジングが苦でなければオススメできる音のクオリティだと思います。まあ箱に飽きたあたりでどうぞ。

しかし、スピーカー作りはオーディオいじりの極みですな……チューニング途中でできそこないの音を聴くのが苦痛だけど。