キングセイコー King Seiko 5625-7040 調整編

外見は非常にお気に入りのアンティークウォッチ、キングセイコー。ちょっと進みが速すぎる。15秒/日ぐらい。まー40年前の時計なんだし、しょうがないといえばしょうがないのかなあと思っていつつも調べていたら、この時計には外部微動緩急装置というのがついているらしいことがわかった。外からネジで緩急針というのか、ともかく調整できるらしい。けっこうコンスタントにずれていくので調整の価値もありそう。ふーむ時計屋にもっていこう。
時計屋に持っていって、ネジについて説明すると、店員さん曰く「いやこれはケースオープンの為のネジだね。15秒/日?そんなもんよ、だって機械時計だもん。つかこれ見たことない機種ね〜」てな塩梅。役に立ちそうになかったので自分でやることにした。
まずベルト取り外し工具をネットで購入。で、ベルトを取って、ケース5、6時位置にあるネジを取る。ここから先について詳しく書いてあるページが無かったので不安だったんだけど、そうすると、小さい黒い筒みたいなものが見えた。うーんどうやって調整するのだろう?と思いつつよーく覗くと、その筒の中に極小調整ネジがあった。筒の中にドライバーをつっこんで回す。
どちらがどちらなのかもわからなかったけど、まあ時計周りで速くなるのが普通だろうと信じて、試しに90度反時計周りに戻してみた(速いので)。時報サイト(http://www2.nict.go.jp/w/w114/tsp/JST/JST5.html)とにらめっこしていると確かに遅くなった!日差15秒〜20秒ぐらい遅くなったっぽい。ちょいちょいと戻しつつ調整していって、最初から50度ほどまわったところでこんなもんだろうと終了。今のところ12時間以上経過して、誤差1秒以内。すばらしい。満足!

追記:ネジの巻かれ度合いによって、だいたい-5〜+5と変化するみたい。付けてると+-2ぐらいか。そのまま放置してると進んでくる。巻いて放置すると遅れてくる。ふーん……