ぼやき。(波形その1)

群遅延とかどうとかいうと知識不足でアウトになるので波形についてわかっていることだけ列挙風にかく。

  • 矩形波をtruephaseにつっこむとトゲみたいな波形になる。三角波をつっこむと角がなくなり丸くなる。これは小細工を切ろうがつけようが、f特を改善しようがしまいが発生するtruephaseの根幹的な効果。(追記:あーちなみここれは積分したもののf特を元波形と同じように揃えたものです)
  • スイープでみてみればわかるけど、周波数によらず波形としてはこんな感じで変化する。もともとの波形を「コッチ」、通した後を「アッチ」として定義してみる。
  • ところでtruephaseは一度外して考えるとして、矩形波三角波のスイープをスピーカにつっこんでそれをマイクで計測すると、周波数によって、矩形波がでてきたり、truephaseを通した後のような波形が観測される(通してないのにね)。コッチ側とアッチ側を行き来するってこと。当然中間状態も存在する。
  • スピーカによっては、どちら側にいるのかが広い帯域で一定だったりする。コロコロ替わるのもある。僕が確かめたのはverity audioのtamino X2,fidelio及びthielのCS1.6だけなので、もっと複雑な例があるのかもしれない。
  • 当然僕が期待するのは最終的にマイクでひろったときコッチ側が観測されること。
  • truephaseに話を戻す。truephaseを通すと、コッチ側とアッチ側が入れかわる。なぜかはよくわからない(涙)。そもそも最初の動機はココの記事なので、今となっては謎。ともかく、スピーカでアッチ側になっていたものにtruepahseを通すとコッチ側になるのです。これは波形観測から得られている事実。
  • だから、もともと広い帯域でコッチ側が観測されているスピーカに通すと音はわるくなるはず。また、コッチとアッチがコロコロ入れ替わっているスピーカもだめ。もともとの波形観測でアッチ側が観測されているものほど相性が良いことになる。
  • コッチ、アッチっていうのは位相に関連する特性だと思うのだけど、群遅延はフラットとでているし、よくわからない……ここで考察行き止まり。