デジタルフィルタその後

でもってまだずっと自作フィルタONで聴いている。気持ち良く聴けるので新しくCDを仕入れては楽しんでいる(またレビューでもかこっと)。大体このフィルタで変化する音の傾向が掴めてきたので書いてみる。
まず、おおまかには同じ。あとは細かいところだけど、やはりひいき目でみている所はあるとおもうので、少しフィルタON側をネガティブに見ながら書いていこうと思う。

  • 低音……ONでしまりが出る。イコライジングの影響かもしれない。
  • 高音……にたりよったり。ONで若干響きが後退するような気がする。
  • 分離感……音数が少ないと大差ないのだけど、音数が増えた時に差が出る。OFFの時(普通の状態)で、曲がもりあがったらボリュームがドーンと上がってあわてて戻す、ということがよくあったんだけど、ON時はそのドーンとくるのがそれほどでもない。また、OFFの時は音数が増えるに従ってONの時に比べるとサウントステージが中央に寄っている。今まで、耳のマスキング現象によって埋もれていくように思っていた音がONではなかなかそうならない。ONでは音数が増えても、全体的にごちゃごちゃとならずに、音が増えたなりに、増える前からあったパートも黙々とボリュームを一定に保ち続けているというか。今までも機器を変えたりすることでこういう感じは味わったことがあるけど、この変化はちょっと別格で離れられない原因の一つになっている。

とまあこんな感じ。ネガティブに書いてないですか。そうですね……。
ちなみに理論的な考察は、広い部屋ほど空気の戻りが早いので効果が高いような気がするような気がする、のだけど知識不足で検証できていない。
この自作フィルタのような効果は、要はうまい具合いの響きがあれば、特定帯域で似たような効果をだせるはずなので、いい感じにスピーカを設置していても似た効果を感じているのかもしれない。
まあなんにしろ音楽を聴くのが楽しい。
なんか、すごく細かいことに拘らなくてもいい気持ちになる。いやもちろん、それは素の状態で拘ってきたものの結晶ではあるのだけど。