映画・小説感想: Battle: L.A / TRON legacy / ゼロの焦点

ネタバレしまくりなので注意。

Battle: L.A.

飛行機の中で鑑賞。つまらなかった。エイリアンがやってきてドンパチ。エイリアン版ブラックホークダウン的なノリなんだけど何が違うのかさっぱりおもしろくない。
BHDは僕の好きな映画のベスト5にはいるのだがねぇ。
敵が基本的に遠景なのが駄目なのか?なにかよくわからないけど、緊張感がなく、ともかく駄目だった。カットが駄目なのかな?淡々とした戦闘映画ちゅーのも難しいのだな。

TRON legacy

家でわざわざBDかってきて鑑賞。映像が綺麗、ストーリーはテンプレ通りなので普通に楽しめた。

ゼロの焦点(小説)

家にころがってたので読んだ。
推理小説の都合良い展開を除いても、クズすぎる夫とウイスキーを飲んで死ぬ本多さんが光る、薄っぺらい作品で、これが有名作家の代表作なのかと思うと驚きを隠せなかった。夫は結局結婚前に誰かと付き合うのにも偽名が必要なぐらいのヘタレで、仕事もわざとではないにしろ脅迫的理由で成績をあげ、それにどっぷりつかる。美人の嫁さんをゲットしたので清算したいが正面から清算する勇気もなく、残された前カノの事など考えず、犯人からの偽装自殺の提案に乗ってしまう。情けなさすぎてどう深刻にとらえたらいいのかワカラン。本多さんは自分の追い掛けていた殺人事件の手口と同じ、ウイスキーの青酸カリ混入で毒殺されてしまう(自ら飲んでます)。マヌケすぎて……。
無茶苦茶な筋でまったく辻褄をあわせずノリだけで深刻さを装う、日本の映画やドラマの基礎を作ったのはコレなの?そう思うと凄いな。