再調整。


スピーカのイコライジングを再度調整する。ちなみに引っ越しの寸前に気配を察知したのか再生用PCがイカれてしまい、イコライジングカーブを紛失してしまったので、完全再調整。今、調整機材がまったく無いのと、導入予定もないので、耳のみで合わせた。とはいっても以前の知識があるし、不自然なカーブにしても逆効果というのはわかっているので、耳慣れを防ぐために、数日かけてじっくりあわせていったところ、前より良くなったんでないの?と思える程度にまでは調整できた。前より高音が伸びているような。イコライジングの設定はホントに難しいな。
リファレンスは例によってこれまたがんばって運んでもらったverity audioのディスコンfidelioと、その他もろもろの自分でもっている覚え。

新しい住居は一般的な?アパートメント。リビングはけっこう広くて、空間的には繋っているキッチン込みで20畳くらいありそうなので、前の家よりオープンな音がするようになった。やはり、簡単にできない話であることは承知だけど、部屋の交換が一番効くなと思う。より耳につかない音になって、空気のように鳴るようになった印象。それでいてバスドラムはタイトに締まるし、満足満足。fidelioは部屋の後ろに。引退気味で少しかわいそう。
部屋を変えてみることで、このスピーカの汎用性も証明されたわけだ。僕がオープン型のスピーカをやめられないのは、なんといっても音像のシャープさ。fidelioと比べるとよくわかるけど、fidelioはスピーカ全体で鳴っている感じがする。あたりまえだけど。verityはウーハーを背面にすることで、音像の巨大化を防いでいるけど、それでも箱がある限り、それが音像の巨大化に繋がっているのだ。高音部は原理的にも聴感としても大差ないけど、人間の声くらいからわかりだして、さらに低音になるほど差は広がり、バスドラムの締まりは他のスピーカでは味わえない領域だと思う。ただ、オープンタイプはおおいにイコライジングする必要があるので、劣化を防ぐ為、絶対に前処理をデジタル段の浮動小数点で処理する必要がある。巷にあるオープンタイプでここまでやっているものは無いとおもう。アナログか、固定小数点だろう。マイナーなジャンルのスピーカにそこまで投資できないとおもうので。
ただこのままではテレビなどに繋げないので、劣化前提で、どんな音源でもつなげるように、アナログのイコライジングboxもいずれは作りたい。

配線関連では今回はわりきり、機器は部屋のソファー横に移動して、フラットタイプの配線(ひらべったいけど線としてはぼちぼちの太さの単線系)を長く這わせた。長さをあわせる為にとぐろを巻くのも逆効果かと思って線の長さも揃えていない。特に不満なし。

上部ユニットをmorelの高級ユニットに変えてみたいとはずっと思っているけど。いつになるのかな。正直満足だからな、という記述ももう何度目だろーか。

追記:あらためて比べたら……fidelioのほうがずっとよかった。うーん、パワー的に難しいのかなぁ。