bloc / jeremie ternoy trio

何度か書いているけど、jazzのピアノトリオはよく買いながらもあまり音楽的には期待してない。大抵退屈な定番曲を退屈に弾いていたりとか、オリジナルでも手クセがですぎたりとか(ベースの弦弾きとか誰が考えたのか? あれは誰がやっても下品に聴こえる)。でも、演奏形態としては一番好きだし、たまーーーーーに当たりがあるのでつい買ってしまう。で、これ、けっこう当たりだと思う。
フランスのピアノトリオ(らしい)。演奏はなんだろうね?変拍子とか妙な進行が多い。jazzでいうとなんになるのかわからないけどこのコード進行はプログレッシブロックだな。ちゃんとフィルインもピッタリで変だけど即興ではなく作り込まれた印象。ピアノの演奏もうまくて、パラパラっと安定したタッチでプログレちっくなメロをかきならすので結構快感。ちなみに音も結構良いです。最近のものだしリバーブ控えめで。

話は逸れるけど、これを聴いていたらオーディオショップですごく良い音で鳴っていたので買ったHELGE LIEN TRIOを思い出した。この人もアバンギャルドというかそういう演奏なんだけどヘタクソ。わざとだと思うけど、パラパラ弾く時にヘタクソがもたつく時のような強弱で弾くんだよね。