フォノイコライザー再び。

結局のところうちでは、かなりのレベル差でanalog record < CD。 しかし、そういう結論をだすのは、SACDより上だという人もいるというのにあんまりなので、再度検討することにした。オペアンプ差し替えてみたりしようかとも思ったけど、もっと根本的においつけない気がしたので新規でやり直すことにした。
といっても自分でフルスクラッチ設計もできないし、やっても超えられないので、ネットを徘徊すると、phonocardというフォノイコを作っているサイトをみつけた。これの初段は電流増幅で、電流増幅といえば47研究所のフォノイコが有名(有名だとおもう)。さらにそのリンク先に、phonocloneという4712風のフォノイコ回路が載っていたので、これを作ることにした(we cracked the DAC...とあるので4712自体をコピったわけではなさげ)。これに決めた理由は、

  • 初段がシンプルな電流増幅である

ことが決め手。元回路からの変更点は、帰還抵抗の値で、DL-103に合わせて1.2kとして、出力の抵抗を47kに、出力Cを1μFとした(4.7μのいいコンデンサを入手するのがツラかったので)。また、将来10Ω以下のものにも対応できるよう、入力帰還抵抗を330Ωとの切り替えスイッチとした。
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オペアンプは初段OP27、RIAA段をAD797とした。初段をAD797にすると発振気味になって使えなかった。(詳しい原因はわからなかった。Ib?それとも低い入力抵抗? うーん)
音のほうは、狙い通り、ふたまわりほど上品になった音を手にいれることができたと思う。満足っぽい。ワイドレンジ。今日はあまり聴けないので、詳しくはまた。
ちなみに作ってて思ったんだけど、電流増幅ちゅーのは危ない設計な気がしてならない……。(カートリッジの気が狂ってショートしたらたぶんその瞬間出力ふりきれるなあ)