G社との比較

結局買わなかったので書くのがちょっと憚られるけど、別のものを代わりに買ったので……ちょっと感想を書いておく。
比較したのはGなんとかのセパレートタイプモノパワー。最初聴いたときは正直、負けた!と思った。そこで気付いたのが、結局プリアンプが悪さをしているということ。D/A(D-70)直結で調整したほうが断然鮮度が高い。
もちろん、今までそれをやったことが無いのかというとそんなわけはなく、幾度となくやっていた。その時にD-70側でボリュームのいじっていたのが間違いで、(同じデジタルボリュームなら)PC側でやったほうがダイナミック感が上。foobarの中はもうしっているのでfloatでいじっているのは確認済みなんだけど、D-70では整数演算なんだろうか?どのみちデジタルボリュームとしていじるときには-20dbくらいにしてしまうので、下のほうのビットが重要になってくるわけで。
で、その状態で改めて比べてみれば、差はあるんだけど、好みのレベルというところの差くらいしか無くなってきたので、今回は購入を見送った。
ちなみに見送ったといっても十分高レベルで、ちょっと前の状態なら完敗だったと思う。そもそも(だからこれにしたんだけど)目指す音は両者にていて、その差に値段の価値があるのか、という話になるので普通の検討とは違う。だめだったというわけではないので。
細かい所を拡大して言えば、以下のような感じ。

  • G……重心の下がった落ち着いた音。解像感、レンジ、音の冷静さ、などすべてが高次元。なおかつ美音で、比べちゃあれかもしれないけど、昔もってたluxmanの安いアンプのように音数が増えたときの飽和感がほとんどない。すばらしい。
  • TAA4100A(そうとう改造してある版)……解像感、レンジ感は互角。ただGよりやや腰の高い音で落ち着きに欠けるかもしれない。ただ、S/N(測定ではなく聴感的なものね)というか、エレピ系の静謐感はこちらが上。