TAA4100A(カマデンキット)のローパス定数変更 (その2)

昨日の続き。シミュレートのグラフ。便利な時代になったものです。
g1
実線が周波数利得、破線が群遅延。群遅延は、位相の周波数微分……というとわかりにくいけど、要は位相のずれる速度。一定でないほど波形が乱れる。
g2
20kHzではあまり差がないけど、40kHz付近での周波数特性が改善されている。ただ僕の推理ではあんまり聴こえてないと思う。
それよりも、群遅延は倍近く改善されている。これが大きかったんじゃないかと踏んでいるのだけど……ぐりぐり変えるのも疲れるし。
そして、その分高周波の減衰はおだやかになって、700kHzで7dB程増加している。