街撮りな人のためのデジカメ選び

こそっと歩いて適当に撮る人向けのデジカメ選びのガイドを今までの経験から書いてみる。優先順位が高いものほど最初に書いた。

サンプル画像の好み

もうこれが合致していないデジカメは絶対後悔するのでやめておいたほうがいい。当然メーカーサンプルはアテにならないので、素人サンプルを探すこと。忠実な再現とか派手とかいう戯言に惑わされないこと。自分の感性を信じるのが吉。

ボケ味

おおきくボケがはいるような写真に憧れるなら、(どうしてもCCDサイズを大きくせざるをえないため)現状一眼レフしかない。一眼レフレベルのカメラはすべて満足いく機能、画質を揃えているので特に書くことがない。(一眼レフでも機能差が気になるようだったらこの文章の扱うレベル範囲外です)。

サイズ

サイズが大きくても平気で持ち歩ける人は一眼レフで。でもやっぱり街撮りなら、手軽に持ち歩ける小型が良いと思う。いつも持っていて、苦にならないサイズがオススメ。

ラチチュード

明るい部分から暗い部分の光量差のこと。広いほど飛びにくくなる。ラチチュードが広ければやわらかくクリップするので、当然広いほうがよい。ラチチュードは仕様に載らないので(なぜ？)、デジカメのサンプルとにらめっこして考えるしかない。一般的に、同じCCDサイズのデジカメでは、画素数が高いほどラチチュードは下がる傾向にある。ただし、最近のCCDはどんどん高性能化しているので、世代に差があるようなデジカメだと画素数が上がってもラチチュードは維持している場合がある。
デジカメは画素数勝負のラチチュード軽視で発展してきたので、昔からあまり(一眼レフの世界を除いて)ラチチュードはあまり広がっていない。また、演算のアルゴリズムも大幅に改善されているようなので、CCDが大きいからといっても古いものはすすめられない。

露出機能

AFロックした時にAEロックしてくれたほうが良い。中央重点採光やスポット採光の場合、半押しで大抵AEもロックする。これを応用して、好みにあった露出をマニュアル操作なしに行うと街撮りですばやくおもしろい写真が撮れる。かもしれない。

解像度

何にプリントするかによる。webに載せるのであればもうなんでも良い。L版なら一応400〜500万画素(自分は300だけど)。これには一応根拠があって、1/2に縮小した時にそのサイズで300dpiを保てるかどうかというところ。ただ、ある程度以上大きくするなら鑑賞距離も広がるだろうから、なんともいえないところではあるけれども。最近の機種で画素数が問題になることは殆どないと思う。

レンズ性能

何気に気になるのはレンズ性能。好みにあうレンズ？を選択しているデジカメが好ましい。また、周辺での色ずれなどもチェック。

長時間露出

たまに、長時間露出じゃないと撮れない被写体があるので、こういう機能はあったほうがいい。そのわりに、あんまりついてないけど。

ズーム

最低限あれば街撮りでは重視しない。

とまあこんな感じで。参考に……ならないか……