東日本大震災の当事者感のなさ。

自分が日本にいなかった時におこった、というのを言い訳にするわけでもないけども、日本に住んでいる人はどう感じているのだろうね?当事者じゃない限りピンとこないのだろうか?それとも、当事者でも当事者気分にならないぐらいの話なんだろうか?

老人に戦争について聞いた時、ぴしっとした返事がこないのも、今はなんとなくわかる気がする。

何十年後かに、子供(孫とか近所の子供とか?)に、
「ねーねー東日本大震災ってどうだったの?一万人以上亡くなったんだよね?すごかったの?」
ときかれても、
「うーん、ニュースでやってたのをみとったよ。すごいニュースじゃったわい。でもそれ以上何といわれてもなあ。それより原発のほうがニュースになってたような気がするし、わしも気にしとったのー。何ベクレルとか。海にたれながしたりしとったんじゃよ。おじいちゃんの過去のブログにあったような……」
とか返しそう。
「フクシマね、あぶなかったんだよね。でもたくさん被害がでたのは津波でしょ?助けにいったりとか、知りあいが被害にとか、なかったの?」
みたいにつっこまれても、
「うーん、復興特集みたいなのはテレビでやってたかのう。知り合いはいなかったからなぁ。波がどーっときて飲み込まれていく映像はみたぞよ。すごかったぞ」
「それは僕もYoutubeでみたよ! つかメディア経由の話ばっかじゃん! おじいちゃんてホントにその時生きてたの?全然感想がからぶりなんだけど?」
という感じでさして未来の子供と知識が変わららん気がする、というかその子供がちゃんと調べればあっさり自分の知識を抜くだろうな。
その程度の当事者感覚なんだろうなぁ。そういうもんなんだな。