Bowling for Columbine

いまさら見た。コロンバイン高校の事件を中心に銃社会アメリカを描いたもの。全体的な意見には同意だけど説得させる手法がアメリカ的。
警視庁24時みたいな番組で掴まるのがいつも黒人。メディアが黒人怖いというイメージをつくっているというような流れがある。犯人がマリリンマンソン聞いてたから事件の遠因になっている?というくだりもある。黒人報道のほうはメディアの力で洗脳という印象を与えようとしているのに対してマリリンマンソンには擁護的。両方メディアだと思うが。
最後にコロンバイン高校事件の被害者の写真をNRA会長に見せて無視されるシーンがあるけど、被害者の写真をみせてじっとたたずむというのは、理屈が抜きになっちゃうからなんというか……被害者の両親がやるのはわかるけどそこでインタビュアーとしてあれをだすのはずるいよなと思ってしまった。とてもアメリカっぽい。例えば911の後の戦争にむけての扇動の手法は、彼のやり方に似ていると思うんだけどね。それでいいのかね?(でもそういうアメリカンな評論じゃないと映画としておもしろくないんだろうなとも思うけどね)

でもまあたしかに銃は規制あったほうがいいけども。アンダーグラウンドの流通抑えられないかもしれんが。現実で枕下にロード済みの銃を置いているというのはなかなかアメリカ的だなと感心した。
あと銃を規制すれば事件が減るのか、というのは微妙。日本でも秋葉原の件あるし。