lumix G1 デビューイベント


lumixG1の実機が触れるイベントが表参道でやっていたのでリハビリ兼ねて行ってきた。閉まるギリギリだったので説明イベントなどはもうやっていなかったけど、実機は触りたい放題だった。全体的な感想は、期待値100のところ80くらい。ボディは満足レンズにゃ不満というところか。

まず本体の大きさは、E-420+キットレンズで使っている人ならあまり驚かないサイズじゃなかろうか。一回り小さい程度。外観はやや安っぽいかも。同じlumixでいうならFZ28程度。
起動は超高速で、電源ONした瞬間からプレビューが始まる印象。オリのカメラにある、センサー清掃中みたいなのは無かった。
噂で評判の高いEVFは、ハイコントラストながらもほぼ期待通りの出来。AFの時、どの部分にピントがきたのかは拡大なしでも十分掴める。暗いレンズでも(EVFだから)明るく確認できるので、キットレンズ使用での比較ならフォーサーズ一眼レフよりピント視認性は上かも。覗いた時の像の大きさはE-3並みか、わずかに小さい程度。MF時には自動で拡大するので、その時には他のライブビュー可能な一眼でピント合わせを行うくらいの精度がファインダー覗いたままで出せる。
AFも噂に違わず高速。レンズのせいか快感指数低めだけど、位相差AFと別に大差ないし、最後にジリジリ迷っている感じもないので、E-330より高速かな。

手前のダイアルを押し込むことで露出補正モードになる。これは正直使いにくかった。シングルダイアルでも、E-330のように何かのボタン押しながら、じゃ駄目だったんだろうか。というか、そもそも手前のみシングルダイアルというのは理解に苦しむ(シャッターを押す指と被る)。
dpreviewによると、EVF/LCDボタン押しながらで露出補正にできるっぽい。でもなぜこのボタン……AEロックがいいな……

当然ながら、EVFや液晶で露出を確認しながら撮影可能。ヒストグラムを横に出すこともできる。ただし、なぜかMでは現在の露出を反映しない。どうしても行いたい場合は、シャッタースピード反映プレビューという技を使う。これはシャッタースピードのブレまで反映するモードで、たしかに正しい結果なんだろうけど、これまた当然ながらシャッタースピードにフレームレートが著しく影響するのでいつもONにはできない。PASのどれかのモード+ヒストグラムを基本にして露出補正が現実的に感じた。

シャッター押した時のボタンの沈みこみは大きめでちとつらい。あと、シャッターを切るという快感は一眼レフに遥か及ばず妙に拍子抜け。一眼レフのカシャカシャ音はなにかしら快感に結びついているんだなー多分。

あと機能としてはSAF+MFモードなど、初心者向けということもなくかなり全般的に取り込んでいた。「女流一眼」のコピーをだしつつも、正攻法な面もしっかり作ってある。

本体の画質に関しては別に不満なさそうだけど、キットレンズ(広角のほう)はやっぱりキットレンズというクオリティに感じた。気になっていた樽型の歪みはやはりあった。片樽?系で歪みはコンデジレベルかも。伊達にLEICAマーク外れてない。その他のレンズの味的な部分に関しては会場ではわかりようもないので不明。ちなみに望遠側ズームはあまり試していないけど、そういうことは感じなかった。

レンズは現在のところまったく充実していないので、これに不満がある場合どうしようか悩ましいところ。アダプタ介した時にコントラストAF非対応レンズでもAF対応してほしい。って無茶か。パンケーキだす前にLEICA印ズームだしてほしい。いやパンケーキも欲しいけども。
結局カメラのポテンシャルだす程度のレンズとなると大きくなって「別にマイクロ……じゃねーじゃん」となってしまうのだろうか。ここが一番残念だった。まあMFでちまちまフォーサーズのズームレンズ使用というのもありかもしんない。

実際ちゃんと使ってみれば印象かわるかもしれないし、でもやっぱりキットレンズ的キットレンズだったなぁ……などとぼやきながら帰った。