truephaseの動作について

http://www.daredevil.cn/sw/truephase/tp_evaluation.html
というわけで検証頂いたんですが、なんかボロボロのようです(笑)。

とりあえず僕の妄想通りなら、3wayみたいに下にネットワークが入っていない限り(下にネットワークがはいると、またウーハーで特性がまきもどるので元々の特性が混沌とする)低域には補正の効果がでるはずですので。

自分もおって検証してみます。(マイクを使うとわけがわからなくなるので、とりあえずデジタルの領域で比較して特性だせればナと考えています)

まあバラバラの記事を繋げばわかりますが、とりあえず今の時点で内部動作についてだけ書いておきます。

  • まず、FIRをかけています(1201タップ)。全域6dB/octであがっていくフィルタで、理想的にはDCで0にしたいところなんですが、僕の定数決定がわるいのか?無理でした。定数決定は打ち切りフーリエ級数展開法です。最低域で誤差がでてきます。もちあがります。逆に定数決定をFFT法にすると、早いうちから振幅0になってしまったので使えませんでした。
  • 次に、積分IIRをかけています(つまりここで位相を1/4波長調節しています)。f特的には6db/octで下っていくものです。これはかなり素直な書き方ですので、DCで発散してしまいます。
  • するとDCが切れないので、ちょっと小細工をしています。これが悪いのかもしれません(高域で悪さをすることを確認しています)が、聴感上はIIRの低域カットより結果がよかったので今のところこれです。でもIIRの定数決定が悪い(IIRも最低域あたりで高次のフィルタなんかかけると発散しちゃったり)と思われるので、調整中……なんですがここでスピーカー自作道に入ってしまいました(笑)。

これのインパルス応答で疊みこめばこんなことしなくてもいいんじゃないの? とも思っていますがとりあえず今のままです。

アルゴリズムから言えることは、20Hz以下には期待できないということなのですが、それにしても検証して頂いた結果はなにやらおかしいですね〜。小細工がわるいのだろーか?