耳につく問題再び
結局プリアンプが直結とほぼ同じになったことで、直結でおこっていた、高音が耳につくという問題がでてきた。短時間なら全然問題ないのだけど、長時間になると嫌になってくる。丁度プリアンプの性能を評価している時にesoteric D-70(vu)の波形を見ていて色々気付いたので、久々にデジタルフィルタ周りを調節してみることにした。D-70はRDOT、FIR、CUSTOM(RDOTとFIRのミックスと説明書には書いてある、ミックス度合いを変えることも可能)の3種類を切り替えることができる。デジタルフィルタは微妙な違いで、聴き比べて考えるのが難しいので、それぞれで波形がどうなるかを確認した。
- 1.FIR
(以下波形は1kHz矩形波、入力はD-70の入る時点で44.1kHz)教科書通りのシャープロールオフ波形。聴感的にはもっともクリアな音質に感じる。いつも使っていたモード(但しPCにて88.2kHzで)。でも疲れる。
- 2.RDOT
スローロールオフの波形だ。なんかを加えるんじゃなかったっけ?とりあえずこの例ではそれを発見することはできなかった。聴感的には時々変な歪みっぽい音がする時がある(特定音色で)。また、分離もFIRより少し悪いきがする。
- 3.CUSTOM
(以下画像なし)なんか少し歪んだFIRに近い波形だった。ちなみにパラメータ(ミックス度合い)を変えても殆ど変化なし。説明書では、ミックス度合いに応じて1から2の間を動くような気のする説明なのに、これは一体……?
聴感的には、昔は使っていたけど最近は使っていないのでよくわからない。
- 4.PCにて88.2kHzにしてRDOT
1と2の間の特性が出る。素直に理論通りのアップサンプリングをすればシャープロールオフだろうから、これが正しいミックスの特性だろう。
さてこれのなかでどれを使うかだけど、その結論は置いておいて、今までなんとなくで済ましてきたデジフィルの特性がよく見えて参考になった。つーか、CUSTOM動作おかしくね?