百万円と苦虫女

映画レビュー。ネタバレなので見る予定の人はスルーしてください。







蒼井優主演の映画。20点くらい。日本映画的なだらだらを期待して見にいけばそれなりという感じ。ちょんと突くと倒れるような精神病認定映画を期待すると裏切られる。蒼井優はやっぱりかわいい。色々な衣裳の蒼井優がみれる。

ただ、だるいストーリーの割にご都合主義的な展開がいくつもあってよくない。
蒼井優の弟がいじめられているという設定なんだけど、その対応は最悪。ちゃんと先生に言わなきゃだめ。反撃したら逆に弟がいじめる側と学校に判断されるんだけど、そんな展開ありえない。蒼井優も弟からの手紙読んで泣いてるだけ。弟も弟で先生にはいわずに立ち向かおうとするオチ(これは映画の方針だとおもうけど、何も解決していない)。こんなことしたら死ぬか、深い傷を負うよ。馬鹿馬鹿しい。
メインの恋愛関連もかなり無理のある展開で萎える。あと上映時間長すぎ&無駄カット多すぎ(まあ起伏の無いストーリーなので何が無駄かわからんけどね)。田舎の描写も典型的で掘りが浅い。ピエール瀧なんてでてきた時点でピエール瀧だしな。蒼井優かわいい以外は駄目映画だと思う。

追記:端的に言うと、これは乙女の皮をかぶったいじめる側男思考の映画。乙女っぽいブログで高評価気味なのが納得できね〜。