手作りカープレイテーブル

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すっかり子供に日々の時間を取られている今日この頃。息子が二歳になるということで、何かプレゼントしようということになった。いやもうたくさんおもちゃあるしいいんでねの、と最初は反論しんだけど、うちの嫁さん曰く手作りである必要があるとのこと。そうですか。
パペットショーの舞台などいろいろ候補がある中で、思いついたのがミニカー用駐車場。うちの子は車が狂ったように好きな子供なので、自然とミニカーが何十台にもなり、整理も兼ねていっちょ作ってみようかということになった。
参考にしたのは近所のモール。設計方針としては、とりあえずたくさん駐車できるように、というのと、あとは子供らしいかわいさと、プレイアビリティを重視して設計してみた。全般的にどの方角からも手が伸びやすいようにしつつ、それなりに道も作って、メインは駐車場という感じ。造形はなるべくデフォルメ調で。

最初は駐車場の線引きから。マスキングテープ貼ってその上にペイント。案外手間で、この時点ですでになにやら怪しい雲行きが漂い始める。
次に木材のカット。アールをつけて駐車禁止の色をまたマスキングテープを使ってペイント。その次がやしの木などの小物パーツカット。これは家になぜかある小物用CNCを使ってカットしてみた。初めてまともに使ってみたんだけどパーツの固定などなかなか難しい。たくさんの木を無駄にした。一度ペースにのりだせばそれなりにカットできるけど。電灯はこれまた家になぜかあるアナログ小型旋盤で。
色塗り作業は主に嫁さんが。仕上がればかわいいんだけど、いちいち乾くのを待たねばならないので遅々としてすすまない。木材のカットにも疲れてきて、このあたりで大型プロジェクトにしすぎてしまったと後悔し始める。すでに納期(誕生日)すぎてます。
建物はシンプルに木の箱を作ってその上にペイント。店の名前と道路のストップサインなど細かい点はステンシル(孔版)シートを買ってきてデザインナイフで切り抜き。苦労はしたけど、その分市販のカット済み文字やハンコなどにくらべて味のある仕上がりにできた。
完成して配置してみるとかわいいながらも本物っぽくもあっていい!我ながらいいもの作ったなと思います。夫婦共同作業だったというのも、子供へのプレゼントというコンセプト的に良かったな。
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Breedloveのギター

Breedlove Atlas Solo
買っちゃった!Breedloveというブランド(あまり日本ではポピュラーではないとおもう)のAtlas Solo。
まだロクにコードも弾けないのだけど、ちょっとやっているうちにだんだん他のギターがどんな音がするのか気になってきてしまった。楽器やさんにいってあれこれ弾いて遊ぶ。マーティンとかテイラーとかはとても弾きやすくていいなあ。今のYAMAHAの最廉価モデルとはやはり違う。今のは音量としてはしっかり鳴っているんだけど微妙に品がないんだよな。ぶーみーというか。
高価なモデルがいい音でビシっとした作りなのは当たり前として、あれこれと弾いているうちに、Breedloveというブランドのギターがすごく好みの音をしていることに気付く。ジャンルとしてはエレアコなんだけど生音の品がなんともよい。メローすぎず明るすぎず。音と作り良さに一目ぼれ。
下手くそにはまだ早いギターだとおもうけど、でも、ひとつ弦をはじくだけでも、違うよなと思う。いい音だとそれだけで気持ちが良いな。

おもむろにギターを買う

最近、おもむろにギターを弾きたくなり、たぶん人生で2本目か3本目だとおもうギターを買った。

勢い余ってピアノ(といっても電子ピアノだけど)も買ってみた。

これが思いのほか楽しい。でも楽器の演奏というのは色々複雑な思いがある。


遡ること小学生の頃、僕はピアノを習っていた。当時男子でピアノを習っているというのは珍しく、なんつーか女の趣味だと思われているところがあって、すごく嫌だったのをおぼえている。数年(3年ぐらい?)やったとおもうけどロクに練習もせずレッスン代を浪費。特に最後の一年ぐらいはほとんど練習していなかったように思う。

それでも男子でピアノ習っているというところで目を付けられて、小学生の最後の頃一度だけ学年で歌う歌の伴奏をやった。なんか難しかったような。気球にのってどこまでも?という曲だったか。当時の自分の練習していた曲のスキルより上で苦戦した。まあ要するに技術として確立する前に、わけもわからないまま、やめた。


高校生の頃は作曲に挑戦してみようとDTM音源などかってみたりしたけど、コンピュータを触りたいのか音楽やりたいのかわからないまま適当に音を鳴らして喜んでいる程度の体だったので、なんか全然ピンとこないしょうもない曲を作ってトラウマだけ残して終了。ギターはなんとなくメジャーすぎる楽器にみえたのと、指が太い人には引けないのではないかという妄想に憑りつかれてやらないまま社会人に。


社会人数年目ぐらいで(どうやら2006年らしい)エレキギターをおもむろに買っている。たしか結局ロクにコードも抑えられず断念。その頃たしかまた一式DTM音源もそろえてみたりしたが、これまた何もモノにならないまま終了。


今回も結局浪費だけして終わるのかもしれないけど、音楽の理屈の把握や楽器の練習のやり方などは昔に比べてかなりうまくなっているような気がする。というか、昔の自分ってかなり不器用だったように感じる。結果を考えることができないというか。料理を作るときに完成した味を想像できないというか。何かを食べたときに、ああこれはしょうゆ味だ、とかゴマ油はいってるのね、とかそういうのがわからなかった。音楽でいえば、この曲はGメジャースケールなのね、とか、これは移調なのね、とか。ここでこういう使い方をするとジャズっぽい印象になるのね、とか。料理も音楽も、ガチガチに理論は固まっているわけじゃないけど、ある程度やったら”まずくなる”組み合わせと、定番の(例えば煮物にしょうゆと酒みりんとかね)組み合わせがあって、それは今までその個人個人が受けてきた印象の集合体として構成されていて、ある程度のコモンセンスがある、というところが似ている。


そういう感覚が昔にくらべて自分にある感じがするので、今までより楽しみながらやれている気がする。とりあえず飽きなければいいけど。

リレー不良

ずっと使っている自作プリアンプ、最近はリレー不良に悩まされていた。入力端子が2系統あって、切り替えられるようにしているのだけど、選択されている端子は基本常に電圧のかかった状態であるせいか、ずーーっとONにしているうちにスイッチが固着してしまうのか、ONにならなくなってしまう。もう直結にしてやろうかとおもったんだけど、別系統に差し替えると、そちらは長年Offだっただけあって、調子が良い。なるほどなぁ。
このプリアンプ、作った時にはまさかこんなに長く(2008年9月が最後の記事だからそこからずっとだ)使うとはおもっていなかった。
オーオタとはもういえないが、スピーカ、プリアンプ、パワーアンプは全部自作のものを使い続けている。色々他のスピーカにも目はいくけど、やっぱ自分の物の音が好きだな。特に自作スピーカはその構造のユニークさもあって好き。